インドネシアの思い出②

　インドネシアで困ったのがトイレでした｡もちろん、西洋スタイル（トイレットペーパーつき水洗）も多いのだけれど、幸か不幸か、私の訪問先の建物は古くて、伝統的なスタイルのトイレが私を迎えてくれたのでした｡

　その日、順調だった胃腸の調子が怪しくなり、日本から持ち込んだ正露丸で急場を凌ごうと企てるも薬効空しく結局トイレに駆け込みました。そこまでは良かったんですけど、そこにあるものは紙ではなく水ためとその水を汲むと思われる柄杓｡

　「これは一体、何を意味するのだろうか･･」。　

　もれそうな状態をこらえ、いったん部屋へ退却｡ネットで「インドネシア」「トイレ」などと急いでキーワードを打ち込みgoogleで検索（日本からノートパソコン持参のため日本語OK)｡　

　水ためを見たときから嫌～な予感がしていたんですが、使い方は予想通りでなのでした｡

　いわく、用を足し終わったら水を汲み「左手で」きれいにお尻を洗う、と｡

　運悪くティッシュはホテルに置いて来てしまい、もはや選択の余地は、無い｡かなり躊躇したんですが背に腹は変えられず、「郷に入れば郷に従え」との格言を胸に、用を足し、マニュアルどおり左手で拭いたのでした・・（その瞬間、管理人の中で何かが吹っ切れたのを、管理人は見逃さなかった）。

　スッキリし、冷静になってよく考えたら、これってウォシュレットの原型ではないんか。この、水で尻を洗う方式のほうがより清潔かも、と思えるようになってきてしまいました。実はそのときの体験が忘れられず、帰国後も管理人、用を足し終わった後は手で水洗いしていま～す。



　というのはウソです。

　文化の違いを肌身で体験できるのは、実はこんなところにあるのかも知れませんね｡

管理人がいたとこの隣の建物。実はこの中には西洋式のトイレが存在していたことを後で知ったのでした・・。


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タグ：インドネシア トイレ

コメント 3

インドネシア、ますます興味がわいてまいりました
いつもご訪問ありがとうございます☆
by やまがたん (2009-06-19 05:58) 

郷に入れば郷に従え、このくだり傑作です。
by ｋｕ−ｓａｎ (2009-06-19 07:45) 

ご訪問ありがとうございます（＾－＾）
by 夢空 (2009-06-19 08:14)