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風土 [街づくり]

シビルエンジニアリング。日本語にすると土木技術、かな?

先日参加したフォーラム、地域づくり、街づくりに土木技術者はどうかかわってゆくかという内容でした。

特に行政や企業と市民の橋渡し的なNPOとして土木技術者が専門知識を活かした支援を行うことで、「協働」をキーワードに住みよい街を市民参加で一緒に作っていこうというものでした。

「土木工事」というと「環境破壊」というイメージが付きまとう昨今、その悪い印象を払拭するためにも健全な技術者による健全なNPO組織は必要になってくるのでしょうね。これが天下り先としてのNPOだとまた税金の無駄遣いと糾弾されましょう。その辺は注意してみていかなくてはなりません。

フォーラムで印象が残った話として「風土工学」の提唱に関するものでした。
「風土」と「工学」。あまり結びつきがなさそうですが、これからの流れとして
「土木」→「環境」→「風土」、つまり機能一辺倒から環境調和、そしてその地の風土に調和した工学が必要不可欠だと。それを実現するための人材育成、啓蒙活動、地域文化の見直しと分析を行い、未来へつなげてゆきたい、と講師の方は夢を語っておられました。

「環境」と「風土」。一見似たもの同士ですが、「環境」はあくまでも客観的、分析対象的な存在。それに対して「風土」は主観的、情緒的対象、すなわち「心」がこもった環境であるとも指摘されておりました。

管理人、なるほどなぁ、と思ってしまいました。環境と地域を結ぶもの、それは「心」なんだと。今までは、環境を「数値」として、地域を「人とモノ」として捉えがちであったことが打破されたような気がしました。


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