ひさびさに。 [街づくり]
気がつけば今年もあとひと月ちょっと。今年は秋らしい秋がなかった感じです。
仕事上、街を歩く機会が多いのですが、ついこの間まで半そでシャツ一枚で快適だったのが、今はもう
冬の装い。異常な気候ですね。
さて、皆さんの街にはどんな公園があるでしょうか?公園といってもその中に運動場があったり、プールがあったり様々ですが、純粋に芝生と樹木だけで構成されている緑地公園(緑一色公園と勝手に言ってます)ってなかなか無いんじゃないでしょうか?
管理人が住んでいる街にもありませんけど、それに近い緑地はあります。
そこでは朝は早くからラジオ体操、ジョギングや犬の散歩でたくさんの人が訪れます。行き交う人々をぼんやりと見ているのもいいのですけど、管理人の興味は緑地はどのくらい涼しいのか、ということに向けられます。夏の暑い盛り、樹木の多い公園に行くといくぶん涼しく感じられるのは多くの方が経験しているでしょう。その涼しさをうまいこと利用して省エネに活かせないか、なんてことを考えたりしています。
何かの記事で読んだのですが、緑が多いほど人の気持ちもやわらぎ、爽やかな感じが得られるとのこと。以前住んでいたつくばはまさに街路樹が延々と続き、その中をたまに散歩するとなんともいえぬいい気分になったものでした。
久々の更新で何を言わんとしていたのか、よく分からなくなりましたが、たまには緑の中に身をおいてみるのもいいかもしれません。
仕事上、街を歩く機会が多いのですが、ついこの間まで半そでシャツ一枚で快適だったのが、今はもう
冬の装い。異常な気候ですね。
さて、皆さんの街にはどんな公園があるでしょうか?公園といってもその中に運動場があったり、プールがあったり様々ですが、純粋に芝生と樹木だけで構成されている緑地公園(緑一色公園と勝手に言ってます)ってなかなか無いんじゃないでしょうか?
管理人が住んでいる街にもありませんけど、それに近い緑地はあります。
そこでは朝は早くからラジオ体操、ジョギングや犬の散歩でたくさんの人が訪れます。行き交う人々をぼんやりと見ているのもいいのですけど、管理人の興味は緑地はどのくらい涼しいのか、ということに向けられます。夏の暑い盛り、樹木の多い公園に行くといくぶん涼しく感じられるのは多くの方が経験しているでしょう。その涼しさをうまいこと利用して省エネに活かせないか、なんてことを考えたりしています。
何かの記事で読んだのですが、緑が多いほど人の気持ちもやわらぎ、爽やかな感じが得られるとのこと。以前住んでいたつくばはまさに街路樹が延々と続き、その中をたまに散歩するとなんともいえぬいい気分になったものでした。
久々の更新で何を言わんとしていたのか、よく分からなくなりましたが、たまには緑の中に身をおいてみるのもいいかもしれません。
風土 [街づくり]
シビルエンジニアリング。日本語にすると土木技術、かな?
先日参加したフォーラム、地域づくり、街づくりに土木技術者はどうかかわってゆくかという内容でした。
特に行政や企業と市民の橋渡し的なNPOとして土木技術者が専門知識を活かした支援を行うことで、「協働」をキーワードに住みよい街を市民参加で一緒に作っていこうというものでした。
「土木工事」というと「環境破壊」というイメージが付きまとう昨今、その悪い印象を払拭するためにも健全な技術者による健全なNPO組織は必要になってくるのでしょうね。これが天下り先としてのNPOだとまた税金の無駄遣いと糾弾されましょう。その辺は注意してみていかなくてはなりません。
フォーラムで印象が残った話として「風土工学」の提唱に関するものでした。
「風土」と「工学」。あまり結びつきがなさそうですが、これからの流れとして
「土木」→「環境」→「風土」、つまり機能一辺倒から環境調和、そしてその地の風土に調和した工学が必要不可欠だと。それを実現するための人材育成、啓蒙活動、地域文化の見直しと分析を行い、未来へつなげてゆきたい、と講師の方は夢を語っておられました。
「環境」と「風土」。一見似たもの同士ですが、「環境」はあくまでも客観的、分析対象的な存在。それに対して「風土」は主観的、情緒的対象、すなわち「心」がこもった環境であるとも指摘されておりました。
管理人、なるほどなぁ、と思ってしまいました。環境と地域を結ぶもの、それは「心」なんだと。今までは、環境を「数値」として、地域を「人とモノ」として捉えがちであったことが打破されたような気がしました。
先日参加したフォーラム、地域づくり、街づくりに土木技術者はどうかかわってゆくかという内容でした。
特に行政や企業と市民の橋渡し的なNPOとして土木技術者が専門知識を活かした支援を行うことで、「協働」をキーワードに住みよい街を市民参加で一緒に作っていこうというものでした。
「土木工事」というと「環境破壊」というイメージが付きまとう昨今、その悪い印象を払拭するためにも健全な技術者による健全なNPO組織は必要になってくるのでしょうね。これが天下り先としてのNPOだとまた税金の無駄遣いと糾弾されましょう。その辺は注意してみていかなくてはなりません。
フォーラムで印象が残った話として「風土工学」の提唱に関するものでした。
「風土」と「工学」。あまり結びつきがなさそうですが、これからの流れとして
「土木」→「環境」→「風土」、つまり機能一辺倒から環境調和、そしてその地の風土に調和した工学が必要不可欠だと。それを実現するための人材育成、啓蒙活動、地域文化の見直しと分析を行い、未来へつなげてゆきたい、と講師の方は夢を語っておられました。
「環境」と「風土」。一見似たもの同士ですが、「環境」はあくまでも客観的、分析対象的な存在。それに対して「風土」は主観的、情緒的対象、すなわち「心」がこもった環境であるとも指摘されておりました。
管理人、なるほどなぁ、と思ってしまいました。環境と地域を結ぶもの、それは「心」なんだと。今までは、環境を「数値」として、地域を「人とモノ」として捉えがちであったことが打破されたような気がしました。
Chitto Motche (ちっともっしぇ)再訪 [街づくり]
以前、足湯のある町、あつみ温泉に立ち寄ったときに寄ったお店、今回も訪れました。
当日は結構暑く、足湯からの熱と日差しで汗をかいてしまいました。加えて注文したのが、
スープカレー。おいしくいただきました。お客さんは県外から来た方も多く、足湯で一服していたのかもしれませんね。お店の前の通りはやわらかい曲線をなしていて歩いているとなんとなくほっとした気分になります。
気分が和んできたため、食事後、近くの酒屋さんで発泡日本酒を。旧羽黒町の亀の井酒造さんの一品。すっかりはまってしまいました。その名も「おしゅん」。黒米を使ったせいか、色が赤みがかってます。
その後しばらく散策を。道路のど真ん中の足湯場を背にしてあつみを後にした管理人なのでした。
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当日は結構暑く、足湯からの熱と日差しで汗をかいてしまいました。加えて注文したのが、
スープカレー。おいしくいただきました。お客さんは県外から来た方も多く、足湯で一服していたのかもしれませんね。お店の前の通りはやわらかい曲線をなしていて歩いているとなんとなくほっとした気分になります。
気分が和んできたため、食事後、近くの酒屋さんで発泡日本酒を。旧羽黒町の亀の井酒造さんの一品。すっかりはまってしまいました。その名も「おしゅん」。黒米を使ったせいか、色が赤みがかってます。
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徳島県上勝町 [街づくり]
遅ればせながらこの本を読んでます。
ご存知の通り、料理のつまものの「葉っぱ」で有名な町です。これだけではなく、この町は地域とともに環境も再生させた稀有な存在なんです。なので、世界中の色んなところから視察団が来るそうで、それだけでも町が活性化しているんだって。
そんなに精読しているわけではありませんけど、町長さんの書いたものの中でそうだよなぁ、と共感するところを少しだけピックアップ。
経済のグローバル化ではなくローカル化を推進するということは即ち、世界の各地に、
その地で生産される食料やエネルギーで自給できる、持続可能な地域を無数に形成
するということに他なりません。村が消滅すべきなのではなく、巨大になりすぎた都市を
解体すべきであり、都市化ではなく 農村化をこそ推進すべきなのです。そのためには
都市から農村に移住し、林業や農業を通して間接的に国土を管理する若い人の所得を
保証することが必要です。
(中略) かつて日本は、美しい村と美しい町からなる美しい国でした。美しい町は美
しい村に、美しい村は美しい山に支えられていました。地域に産する石や木を使い、地
域の気候風土に適応した村並みや町並みが、多様で美しい景観を創り出していたの
です。グローバリゼーションは、その美しい村を限界集落へ、美しい町をシャッター通り
に変え、画一的な都市と郊外だけを肥大化させました。
(これからの)私たちは世界遺産に指定された村や町だけを美しく保つことを免罪符に、
自分の住む町や村の景観を破壊することをやめ、世界でたった一つのかけがえのない小さ
な村や町に持続可能性を取り戻し、再び輝きを取り戻さなければなりません。
ちょっと長かったですね(笑)。でも、本当にこれからの地域や環境のことを考えたとき、上に書いたことができるかできないかでその地域の運命が決まってくるのではないか、と思ってます。では、自分には何ができるんだろうって考えるわけなんですけど、これが正直、分かりません・・。ただ、同じ志を持った方もたくさんいらっしゃると信じていますので、そういった人たちとの縁を大切に、できることから始めてゆくしかないんだろうなぁ、といつも同じ結論に達してます(笑)。
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ご存知の通り、料理のつまものの「葉っぱ」で有名な町です。これだけではなく、この町は地域とともに環境も再生させた稀有な存在なんです。なので、世界中の色んなところから視察団が来るそうで、それだけでも町が活性化しているんだって。
そんなに精読しているわけではありませんけど、町長さんの書いたものの中でそうだよなぁ、と共感するところを少しだけピックアップ。
経済のグローバル化ではなくローカル化を推進するということは即ち、世界の各地に、
その地で生産される食料やエネルギーで自給できる、持続可能な地域を無数に形成
するということに他なりません。村が消滅すべきなのではなく、巨大になりすぎた都市を
解体すべきであり、都市化ではなく 農村化をこそ推進すべきなのです。そのためには
都市から農村に移住し、林業や農業を通して間接的に国土を管理する若い人の所得を
保証することが必要です。
(中略) かつて日本は、美しい村と美しい町からなる美しい国でした。美しい町は美
しい村に、美しい村は美しい山に支えられていました。地域に産する石や木を使い、地
域の気候風土に適応した村並みや町並みが、多様で美しい景観を創り出していたの
です。グローバリゼーションは、その美しい村を限界集落へ、美しい町をシャッター通り
に変え、画一的な都市と郊外だけを肥大化させました。
(これからの)私たちは世界遺産に指定された村や町だけを美しく保つことを免罪符に、
自分の住む町や村の景観を破壊することをやめ、世界でたった一つのかけがえのない小さ
な村や町に持続可能性を取り戻し、再び輝きを取り戻さなければなりません。
ちょっと長かったですね(笑)。でも、本当にこれからの地域や環境のことを考えたとき、上に書いたことができるかできないかでその地域の運命が決まってくるのではないか、と思ってます。では、自分には何ができるんだろうって考えるわけなんですけど、これが正直、分かりません・・。ただ、同じ志を持った方もたくさんいらっしゃると信じていますので、そういった人たちとの縁を大切に、できることから始めてゆくしかないんだろうなぁ、といつも同じ結論に達してます(笑)。
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消費者に近い農業 [街づくり]
こんばんは!
今日は地域農業の再生のヒントになるかと思ってある講演を聴きに行ってきました。
タイトルで消費者に「近い」とあるんですけど、これは物理的に「近い」、即ち農業エリアと消費者が住んでいる土地がそう遠くない、または混在しているって意味です。
人が多く住んでいる所は土地の値段も高いし、農地もそんなにあるわけでもないですよね。だけど、都市の周りの農地(休耕地も含む)を有効利用すれば農業やその地域も活性化するんじゃないか、というのが今日のお話でした。
まず、人が多く住むところの周りで農業をすることのいい点としては、
1.生産地と消費地が隣り合わせ(ってことはフードマイレージがゼロ!)
2.環境意識の高い人とか、お金持ちの人の絶対数が多い。
3.朝採れたての農産物をすぐ消費者へ。
4.ビジネス展開が容易
5.環境教育の場が近い
などなど・・。
で、都市周辺の農業として
・環境保全型農業(無農薬、有機農業):安全安心、環境意識の高まりから注目され始める。
でも、まだ儲けが薄い・・。本当に農業をやりたい人向け。
・植物工場(施設内で栽培):気候に左右されないので安定生産。会社組織にすることで雇用の促進も。
でも設備管理費が高い。作れる作物が少ないのが難点。
・都市循環型市民農園:市民農園で作物栽培。収穫物は自家消費、または最近各地にできている
産直センターで販売。それによって顔の見える関係ができる。
充実感、達成感が大きい。でも、一人当たりの農地面積が小さい。
競争率も高くってなかなか当たらない。
・観光農園:特にベリー類は適している。お客さん摘み取りで収穫労力を減らせる。そして何よりも、
美味しい、健康にもよい(最近白内障に効き目があると再確認されたそうです)。見た目が綺麗。
欠点は短期収穫、そして美味しいので鳥も大好き(鳥害)。
こんな様な形態を混在させてゆけばがいいのでは、とのことでした。もちろんいい点ばかりでもなく欠点もあるんですけど、今は庄内に限らずどこも後継者不足、高齢化の波。今後の可能性として上記のようなスタイルもありなのかなぁと、講演を聴きながら思っていました。
今思い出したんですけど、『半農半X』というキーワードで活動していらっしゃる方もいます。面白い考え方ですね。
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タイトルで消費者に「近い」とあるんですけど、これは物理的に「近い」、即ち農業エリアと消費者が住んでいる土地がそう遠くない、または混在しているって意味です。
人が多く住んでいる所は土地の値段も高いし、農地もそんなにあるわけでもないですよね。だけど、都市の周りの農地(休耕地も含む)を有効利用すれば農業やその地域も活性化するんじゃないか、というのが今日のお話でした。
まず、人が多く住むところの周りで農業をすることのいい点としては、
1.生産地と消費地が隣り合わせ(ってことはフードマイレージがゼロ!)
2.環境意識の高い人とか、お金持ちの人の絶対数が多い。
3.朝採れたての農産物をすぐ消費者へ。
4.ビジネス展開が容易
5.環境教育の場が近い
などなど・・。
で、都市周辺の農業として
・環境保全型農業(無農薬、有機農業):安全安心、環境意識の高まりから注目され始める。
でも、まだ儲けが薄い・・。本当に農業をやりたい人向け。
・植物工場(施設内で栽培):気候に左右されないので安定生産。会社組織にすることで雇用の促進も。
でも設備管理費が高い。作れる作物が少ないのが難点。
・都市循環型市民農園:市民農園で作物栽培。収穫物は自家消費、または最近各地にできている
産直センターで販売。それによって顔の見える関係ができる。
充実感、達成感が大きい。でも、一人当たりの農地面積が小さい。
競争率も高くってなかなか当たらない。
・観光農園:特にベリー類は適している。お客さん摘み取りで収穫労力を減らせる。そして何よりも、
美味しい、健康にもよい(最近白内障に効き目があると再確認されたそうです)。見た目が綺麗。
欠点は短期収穫、そして美味しいので鳥も大好き(鳥害)。
こんな様な形態を混在させてゆけばがいいのでは、とのことでした。もちろんいい点ばかりでもなく欠点もあるんですけど、今は庄内に限らずどこも後継者不足、高齢化の波。今後の可能性として上記のようなスタイルもありなのかなぁと、講演を聴きながら思っていました。
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あつみ温泉で足湯とランチ [街づくり]
どうもです。
連休最終日に山形の日本海側にあるあつみ温泉を訪ねました!
ここは日本海からちょっと山側に走った所にある温泉街なんですけど、お客さんの減少に危機感を持った住民の方々が官民ひとつになって街づくりをしたとこなんだって。街には一本の川が流れてて、川沿いに温泉宿が並んでいます↓。
そして川沿いの通りには足湯ができる場所も。訪れたときは近くのお年寄りがのんびり足湯を楽しんでました。
そしてびっくりしたのは、道路のど真ん中でも足湯につかれるっていうこと!
さすがに往来は激しく無いけれど、道路のど真ん中に持ってくるという発想がすごい!早速つかってみました(足湯場のむかえにあるお店には生ビールの文字が!ぐっと我慢)。
程よく温まったところで、お昼を。川沿いを歩いてゆくと”足湯カフェ”なる文字が・・。
なんとここも足湯につかりながら食事ができるカフェレストランなのでした。
カフェの名前は『ChittoMotche チットモッシェ』。これは庄内弁でして『ちょっと面白い』という意味です。
店内でも食事ができるのですが、この日は好天だったので迷わず足湯スペースでお昼を。カレーをいただき、食後にアイスコーヒーを飲みながらのんびりしたひと時を過ごしました。また訪れるべき場所です。
ブログもありました(http://chitto.exblog.jp/)。
さて、ここあつみ温泉、一昔前まではどこにでもある何の変哲も無い温泉街でした。実際、私の実家の近くには湯の浜温泉、湯田川温泉などがありわざわざあつみ温泉に行くことなどありませんでした。
では、何で今回ここを訪れたのでしょうか?
きっかけは地域再生に関する情報をネットで探していたときに以下の資料を発見したからでした。
『第12回全国水の郷サミット報告書(全68ページ 5,674KB)』
ご興味のある方、検索してぜひ読んでみて下さい(少し長いですが・・)。
この中であつみ温泉の取り組みが紹介されてます。お客さんの減少に危機感を持った人々が、街づくりの専門家(堀東大教授)を呼び、アドバイスを受けながら再生へ向けて取り組んでゆくさまが紹介されています。お話をされたのが温海庁舎の職員の方で、読んでいてもすごい人だなぁと感心させられます。
資料中の堀先生の講演の中でなるほどなぁ、と思ったことをピックアップすると、
1.地域づくりのコツは、ないものねだりをしないこと。地域にあるものを活かすこと。
2.「うちの町には何もない。強力な資源がない」と思ってしまったら、そこで負けです。
「何でも資源だ。何でもうまく使ってやろう」。こういうふうにぜひ発想していただきたいと思います。
3.どうやって資源を活かすのか。
第1段階は地域の人々がその資源に気づくこと。地域の自覚がまず大事。
第2段階はその資源を磨くこと。例えば川であれば(註:当ブログによる加筆)水を戻す、あるいは魚が戻
ってくるようにする。
第3段階はほかの人の共感を得ること。つまり自己満足で終わっては駄目。
他にもいろいろありますけど、個々でお探しください(笑)。
僕は環境にかかわる仕事をしていますが、いくら環境をよくしようと叫んでもそこに住んでいる人が『あぁ、ここに住んでよかったなぁ、ずっと住み続けたいなぁ』と感じなければ環境の再生は難しいと考えてます。
なので、単純ですが、環境再生と地域再生はセットメニューでなければならないのでは、と最近思うようになりました。
じゃぁ、自分ができることは何だろう、と考えたときに上記にある堀先生の『第一段階』を実践することでした(といっても、とりあえず今はブログで紹介するだけなんですが・・)。
というわけで、これからあまり気負わずに取り組んでいきたいと思ってます。
(最後まで読んでくれた方、お疲れ様でした(笑))
連休最終日に山形の日本海側にあるあつみ温泉を訪ねました!
ここは日本海からちょっと山側に走った所にある温泉街なんですけど、お客さんの減少に危機感を持った住民の方々が官民ひとつになって街づくりをしたとこなんだって。街には一本の川が流れてて、川沿いに温泉宿が並んでいます↓。
そして川沿いの通りには足湯ができる場所も。訪れたときは近くのお年寄りがのんびり足湯を楽しんでました。
そしてびっくりしたのは、道路のど真ん中でも足湯につかれるっていうこと!
さすがに往来は激しく無いけれど、道路のど真ん中に持ってくるという発想がすごい!早速つかってみました(足湯場のむかえにあるお店には生ビールの文字が!ぐっと我慢)。
程よく温まったところで、お昼を。川沿いを歩いてゆくと”足湯カフェ”なる文字が・・。
なんとここも足湯につかりながら食事ができるカフェレストランなのでした。
カフェの名前は『ChittoMotche チットモッシェ』。これは庄内弁でして『ちょっと面白い』という意味です。
店内でも食事ができるのですが、この日は好天だったので迷わず足湯スペースでお昼を。カレーをいただき、食後にアイスコーヒーを飲みながらのんびりしたひと時を過ごしました。また訪れるべき場所です。
ブログもありました(http://chitto.exblog.jp/)。
さて、ここあつみ温泉、一昔前まではどこにでもある何の変哲も無い温泉街でした。実際、私の実家の近くには湯の浜温泉、湯田川温泉などがありわざわざあつみ温泉に行くことなどありませんでした。
では、何で今回ここを訪れたのでしょうか?
きっかけは地域再生に関する情報をネットで探していたときに以下の資料を発見したからでした。
『第12回全国水の郷サミット報告書(全68ページ 5,674KB)』
ご興味のある方、検索してぜひ読んでみて下さい(少し長いですが・・)。
この中であつみ温泉の取り組みが紹介されてます。お客さんの減少に危機感を持った人々が、街づくりの専門家(堀東大教授)を呼び、アドバイスを受けながら再生へ向けて取り組んでゆくさまが紹介されています。お話をされたのが温海庁舎の職員の方で、読んでいてもすごい人だなぁと感心させられます。
資料中の堀先生の講演の中でなるほどなぁ、と思ったことをピックアップすると、
1.地域づくりのコツは、ないものねだりをしないこと。地域にあるものを活かすこと。
2.「うちの町には何もない。強力な資源がない」と思ってしまったら、そこで負けです。
「何でも資源だ。何でもうまく使ってやろう」。こういうふうにぜひ発想していただきたいと思います。
3.どうやって資源を活かすのか。
第1段階は地域の人々がその資源に気づくこと。地域の自覚がまず大事。
第2段階はその資源を磨くこと。例えば川であれば(註:当ブログによる加筆)水を戻す、あるいは魚が戻
ってくるようにする。
第3段階はほかの人の共感を得ること。つまり自己満足で終わっては駄目。
他にもいろいろありますけど、個々でお探しください(笑)。
僕は環境にかかわる仕事をしていますが、いくら環境をよくしようと叫んでもそこに住んでいる人が『あぁ、ここに住んでよかったなぁ、ずっと住み続けたいなぁ』と感じなければ環境の再生は難しいと考えてます。
なので、単純ですが、環境再生と地域再生はセットメニューでなければならないのでは、と最近思うようになりました。
じゃぁ、自分ができることは何だろう、と考えたときに上記にある堀先生の『第一段階』を実践することでした(といっても、とりあえず今はブログで紹介するだけなんですが・・)。
というわけで、これからあまり気負わずに取り組んでいきたいと思ってます。
(最後まで読んでくれた方、お疲れ様でした(笑))