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豊橋一日派遣村相談会 [雑記]

に参加してきました。『派遣村』といえば東京での年越し派遣村が有名ですね。

管理人、今のところ仕事があるので今回は相談者としてではなく、相談者をサポートするボランティアとして行ってきました(でも明日は我が身。いつ相談する立場になるやら・・)。

ご存知の通り、愛知県は日本の自動車産業の中心地。不況で多くの方が仕事を失いました。中でも日系ブラジル人の方々は言葉の問題もあり、より深刻です。そんな中、今回の相談会には100名を越える方が訪れました。

最初にお手伝いさせていただいたのは40代の方。遺伝性の糖尿病や目の病気、障害2級で障害年金、生活保護を受けている方でした。仕事で大怪我をし、右手に力が入らないため今は仕事が出来ない状況。それでも毎月一度は仕事を見つけろと役所から催促されているとのことでした。

この方とお話していて初めて知ったのですが、生活保護を受けていると交通事故の示談金なども収入とみなされ、全額市役所に没収されるそうなんです。近々この方は市営住宅が取り壊しのため、県営に移るのですが、県から支給された移転費用さえも収入とみなされ全額もって行かれるそうです。

こんなことってあるのかなぁ、と相談会に参加していた弁護士さんに訊いてみると制度上そうなっているとのこと。なんか釈然としませんでした。

次の方は60代の方。1月前に会社の寮を出て路上生活をしているとのこと。親類縁者もなく、年金も受け取っていませんでした。以前は大型トラックの運転手をしていたとのこと。弁護士さんはしきりに年金を受けなさいと勧めておりました。今は駅の地下街に寝泊りしているとのこと。これから寒くなります。心配です。

最後の方は日系ブラジル人の方でした。全く日本語が話せないので同じブラジル人の通訳ボランティアの方が間にはいりやり取りをしました。仕事も無くまだ幼い子供を抱え、途方に暮れているような印象を受けました。ただブラジルの人は日本人より助け合っているようで、その点では少し安心しました。

こんな感じで朝から晩まで会場内をうろちょろしておりました。

初めての参加でしたけど、いろんな方と接してみて、みんな本当にぎりぎりの状態で生きているんだなぁと。
明日どころか、今夜泊まるところすらない、食べるものも無い。もちろんお金もない。そんな極限の人たちが現に目の前にいるんです。相談会に参加された方はまだ良かったのかもしれません。相談会の存在すら知らずに今も多くの方が大変な思いで生きていることに思いを馳せると貧困・格差の問題って本当に深いなぁと考えさせられました。

管理人、単にお手伝いしただけで、この後の市役所での生活保護手続には同行できませんでしたが、憲法に定められている最低限の生活すら保障されないこの国っていったい何なんだろう、とガラにもなく考える今日この頃です。

一日派遣村:雇用相談など112人訪れる--豊橋 /愛知
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20091005ddlk23040083000c.html


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